修士論文詳細

専攻教育文化学 氏名宮本 翔 指導教員名山田 礼子 年度2024年度
タイトル大学院段階における教員養成制度と教育学研究のこれから-教職大学院への「転換」政策に着目して-
内容  国は「教員養成の修士化」を標榜し、大学院段階における教員養成を奨励してきた。特に教育学研究科は、質の高い教員養成と教育学の多様な分野の研究を担い、教育実践の裏付けとなる研究成果を蓄積してきた。
 そうしたなか「理論と実践の往還」を掲げ新設された教職大学院は急速に拡大し、教員養成の質向上を担う新たな機関としての期待を受けていた。国は修士課程から教職大学院へ移行するという「転換」政策を掲げ、殆どの国立の教育学研究科において修士課程は廃止されることとなった。
 本稿はこの政策に伴って生ずる問題を明らかにすることを目的とし、海外の事例との比較研究のほか、同様の政策を行った法科大学院の事例分析をもとに、教育分野における「転換」政策の可能性を探った。さらに、教職大学院と修士課程の教員、大学院生を対象とした学びの実態調査を通して教職大学院の課題を明確化し、それぞれの教員からは、「転換」政策への見解を問うた。この結果、我が国における修士号取得のインセンティブの欠如や専門職大学院が修士課程の代替となり得ないことが明らかとなり、また全属性の教員より修士課程の廃止を危惧する見解を得られた。
キーワード1 教員養成
キーワード2 教育学研究
キーワード3 教職大学院
キーワード4 専門職大学院
キーワード5