修士論文詳細

専攻社会福祉学 氏名王宇楓 指導教員名永田 祐 年度2024年度
タイトル中国の社区互助養老実践における主体間協働関係の考察 —ローカル・ガバナンス論を分析視点として—
内容 本研究は、中国における高齢化の進行と家族構造の変化に伴う都市部高齢者のケア課題に焦点を当て、特に社区互助養老の実践をローカル・ガバナンスの視点から分析することを目的とする。近年、中国では家族介護や施設介護に加え、社区を基盤とした互助型ケアモデルが注目されている。しかし、実践各主体の役割の不明確さや、住民の参加意向に対する受け皿の不足が課題となっている。本研究では、文献研究とS社区事例とした現地調査を実施した。文献研究では、中国の社区互助养老の実践と日本のローカル・ガバナンスに関する既存研究を分析し、現地調査では社区互助養老に関与している4つ参加主体への半構造化インタビューを行い、協働関係を検証した。その結果、各主体が異なる役割を担いながらも、協働の仕組みに課題があることが明らかになった。そこで、ネットワーク型ガバナンスの視点から、住民参加の促進、協働意識の共有、持続可能な協働関係の構築、評価プロセスの整備という4つの改善策を提言した。今後は農村部や全国規模での調査を進めるとともに、要支援高齢者やその家族を対象とした研究を行う必要がある。
キーワード1 高齢者
キーワード2 社区互助養老
キーワード3 ローカル・ガバナンス
キーワード4 協働
キーワード5