専攻 | 社会福祉学 | 氏名 | 小谷 智恵 | 指導教員名 | 空閑 浩人 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 食物アレルギーと共に生活する子どものリフレーミング ~ 青年期当事者の語りから見える友人・医師との認識のズレ ~ |
内容 | 本研究では,食物アレルギーの子ども(以下,「FAの子ども」)の社会生活環境の現状と課題を明らかにすることを目的とした.食物アレルギーは,目に見えず,‘食事’という日常生活が制限される疾病であるが,生活視点での研究はなされていなかった.そこで本研究では,FAの子どもたちを食物アレルギーと伴に生活する生活者の一人として捉え,食物アレルギーの青年(以下,「FAの青年」)の語りから社会生活環境を再検討した. 研究方法は,量と質の混合研究法で,コミュニティを基盤とする参加型研究デザインを採用した.その結果,医師や非FAの青年とFAの青年との間に,様々な認識の‘ズレ’が生じていることが示唆された.そして,こうした‘ズレ’が,FAの子どもの社会生活環境に作用すると考えられ,これまでFAの子どもが生活者の一人として議論されてこなかったことと,FAの子ども自身の声が聴かれてこなかったという現状と課題が明らかとなった. |
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キーワード1 | 食物アレルギー |
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キーワード2 | 子どもアドボカシー |
キーワード3 | セルフアドボカシー |
キーワード4 | 生活モデル |
キーワード5 | リフレーミング |