専攻 | 社会福祉学 | 氏名 | 楠 寿子 | 指導教員名 | 空閑 浩人 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | がん患者の就労継続をめぐる当事者の経験―合理的配慮の分析視点に依拠して― |
内容 | がん患者の治療と就労の両立が課題となり探索的研究が行われているものの ,就労継続をめぐる当事者の視点についてはほとんど研究がなされていない. 本研究の目的は ,先行研究の批判的検討を受けて ,がん患者の就労継続をめぐる経験について ,合理的配慮を分析の視点とし ,社会的障壁の解消のあり方を明らかにすることである.研究方法はライフストーリー研究法を用い ,質的に分析した. 本研究を通して ,がん患者が治療と就労を両立するには ,診断初期 ,就労復帰時 ,就労継続時という困難状況に応じた場面ごとに多様なアクターが当事者の望む配慮を提供しつつ ,当事者が社会関係および社会的役割に応じて ,離職に至らぬよう対処を行なうことがわかった.合理的配慮の社会モデルに基づいた視点で ,がんの診断時から時間軸を踏まえ ,当事者の社会関係および社会的役割の特性を踏まえて研究していく必要がある. |
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キーワード1 | 合理的配慮 |
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キーワード2 | 治療と就労の両立 |
キーワード3 | 社会的障壁の解消 |
キーワード4 | |
キーワード5 |