修士論文詳細

専攻産業関係学 氏名達富 凌宇 指導教員名阿形 健司 年度2023年度
タイトル福利厚生制度が果たすべき目的の検証 -企業の求める大学生は就職先企業選定時に福利厚生制度を重視するのか-
内容 本稿では福利厚生制度を実施することの目的として、人材確保に焦点をあて、現代の新規学卒者採用の場において、福利厚生制度が人材確保の目的を果たしているかどうかを検討する。
先行研究において、新規学卒者が就職先の企業を選択する際に福利厚生制度を重視する傾向にあることや、その際に住宅に関する福利厚生制度を必要していることが報告されているが、企業の求める学生の傾向は明らかにしていない(マイナビ ,2022など)。
そこで423名の学生を対象に以下2つの仮説を検証する調査を実施した。
仮説A:企業の求める学生は就職先企業を決定する際に福利厚生制度を重視するのか
仮説B:企業の求める学生は就職先企業に住宅に関する福利厚生制度を必要とするのか
調査の結果、仮説Aは支持されず、仮説Bは部分的に支持された。必要な人材のターゲットを定めた上で、企業の成長性など福利厚生制度ではないものをアピールすることが、企業の求める学生の確保に繋がる可能性が示唆された。
キーワード1 福利厚生制度
キーワード2 人材確保
キーワード3 新卒採用
キーワード4
キーワード5