専攻 | 社会学 | 氏名 | 崔 在豪 | 指導教員名 | 板垣 竜太 | 年度 | 2023年度 |
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タイトル | 朝鮮戦争という経験、人々の反システム運動 ー関西地域を事例にー |
内容 | 朝鮮戦争は朝鮮半島における局地的な武力衝突ではなかった。日本においては朝鮮戦争を契機に再軍備と基地化、機雷掃海や海上輸送、戦時救護班の派遣といった戦争協力も行われた。日本でもこのような朝鮮戦争に際しての再軍備、基地化に抗う動きが存在した。だが、1950年代前半を取り巻く社会運動史研究は従来運動当事者や関係者、運動体自身が取り組んでいたものがほとんどであり、それらの党派史的、一国史的な歴史記述の中に、あり得たはずの連帯や越境、存在したはずの多様な主体の経験は封印されてきたといえる。 そこで本稿は、朝鮮戦争期における反基地反戦運動をマクロ、メゾ、ミクロレベルで見てくことで党派史的、一国史的な視座から切り落とされてきた多様な主体の経験を明らかにすることを目的とする。 そのような運動史を立体的に再構成するために本稿では、運動団体の内部資料、地域紙や機関紙といった新聞資料、郷土資料といった歴史的資料を用いて、それらの運動がもった社会的・歴史的意義を検証することとする。 |
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キーワード1 | 社会運動史 |
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キーワード2 | 同時代史 |
キーワード3 | 朝鮮戦争 |
キーワード4 | 地域史 |
キーワード5 | 歴史社会学 |